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よく出てくるビール用語

ここではビール情報サイトやビール通がよく使われるビール用語を説明します。
IBU、ABV、オフフレイバーなど『ちょっと分かりにくいけど分かるとさらにビールが楽しめる』辞書です。
ここに掲載されていない用語、または間違った説明がある場合はこちら

A

Aroma(アロマ)
口に含む前に鼻から感じる香り。ビールを評価する際に重要な項目の一つ。
原料(ホップ、モルト、酵母)や発酵中に生成される物質(エステル)などの香りをアロマと呼びます。

Aroma Hop(アロマホップ)
アロマ成分が強くビールに香りを加えるホップ。
アメリカでは柑橘系のホップが多く栽培され、ドイツではフラワー(花)系のホップが多く栽培されている。

ABV(アルコール度数)
Alcohol by Volumeの略。
飲料のエタノールの体積濃度を100%で表示した割合。多くの国で採用されている表記方法である。

Adjuncts(アジャンクト)
ビールの味・香り・ボディーなど変えるために使用する発酵可能な大麦(モルト化された)以外の原料をアジャンクト(副原料)と呼ぶ。
フルーツ、とうもろこし、米、小麦、スパイスなど。

Aging(エイジング)
ビールの味・香り・性質に変化を加えるために行う熟成の工程。元が同じビールでもエイジングされる期間や入れ物(瓶・樽など)によって、大幅に変化を加えることができる。

B

Barley(バーレイ)
ビールの原材料であるモルトの元となる大麦。ビールで使用される大麦は二条大麦か六条大麦のいずれかである。

Barrel(バーレル)
直訳は「樽」だがイギリスやアメリカでは体積を表す単位としても使用されている。
ビールの場合、イギリスでは1バーレル=163.7リットル、アメリカでは1バーレル=119.24リットル。

Bittering Hop(ビタリングホップ)
苦味成分(アルファ酸)が多くビールに苦味を加えるホップ。

Body(ボディ)
ビールを官能する際に感じるコク。
フルボディー=厚み・重さを感じる、ミディアムボディ=程よく感じる厚み・重さ、ライトボディ=ほとんど厚み・重さを感じない。
ビールでは、高アルコール、モルトの甘みが強いビール、タンパク質が多いビールなどをフルボディーと表現することが多い。

Braumeister(ブラウマイスター)
「マイスター」とは、ドイツ語で「職人」、ビールの職人という意味である。
ビールの醸造について、技術と知識が豊富な職人のことを指す。

Brewmaster(ブルーマスター)
ブルワリーで醸造されるているビールの最高責任者。

Brewer(ブルーワー)
ビールを醸造する人。

Brewery(ブルワリー)
ビールを醸造している工場・施設。醸造所。

C

Carbonation(カーボネーション)
炭酸ガスの発砲量。
ビールの外観や口当たり・喉越しを評価する際に重要な項目の一つ。

Conditioning(コンディショニング)
ビールの醸造工程の一つで、熟成期間中に熟成温度を調整する行為。
熟成温度を調整することで炭酸ガスを発生させ、より複雑な風味・味、またはすっきりとまとまったビールに仕上げることができる。

D

DMS(硫化ジメチル)
Dimethyl Sulfideの略で、日本語では硫化ジメチル。ビールのオフフレーバーの一つ。
モルトの煮沸温度が低かったり、短かったり、ビールに細菌が混入することで生成される物質。このDMSは甘いとうもろこしのような香りをビールに与えます。

Diacetyl(ジアセチル)
ビールのオフフレーバーの一つ。
モルトの発酵時の不手際などで生成され、ビールにバターのような香りを与えます。

E

EBC(ヨーロピアンブルワーズコンベンション)
European Brewers Convention(ヨーロピアン・ブルワーズ・コンベンション)の略。主にヨーロッパで使われているビールや麦芽の色度数を表す単位として使用されている。
アメリカやその他の国では、SRM(SRMを参照)が使用されている。4が淡色(ペールラガーなど)で黒ビール(インペリアル・スタウト)は80〜という数字になる。

Esters(エステル)
発酵中に生じる揮発性の風味。バナナ、洋ナシ、ベリー、リンゴなどフルテイーな香り・味もあれば、花やスパイスのような香り・味もある。においをビールにつける。

F

Filter/Filtered(フィルター)
ろ過。醸造中に必要とされない物質を特殊な素材を通すことで抜き出す工程。
ろ過することで、透明度があるライトボディなビールが完成し、無ろ過のビールは酵母やタンパク質などが残り、ビールを濁らせボディを加える。

Flavor(フレーバー)
口の中で感じる風味。
ビールを評価する際、重要な項目の一つ。甘み、苦味、うまみ、酸味、渋み、さらにはボディやバランス(ホップ・モルト)などがフレーバーの評価対象となる。

Fruity(フルーティー)
フルーツ(リンゴ、バナナ、イチゴなど)のような風味。アロマ・フレーバーを表現する際によく使われる言葉。

G

Gallon(ガロン)
アメリカやイギリスで使用される容積を表す単位。
アメリカでは1ガロン=3.79リットル、英国では1ガロン=4.55リットル。

H

Head(ヘッド) ビールを注いだ際に上に集まった泡のことを指す。ビールの外観を評価する際、重要な項目となる。

Hop(ホップ)
ビールの原料の一つ。ビールへの香りを付け、苦味を与える。さらに天然の防腐効果もある。

I

IBU(インターナショナル・ビターネス・ユニット)
インターナショナル・ビターネス・ユニット(国際苦味単位)の略で、ビールの苦みを表す単位。
単位が低いほど苦みが少なく、大きいほど苦みが強い。大手ビール会社が販売しているラガー(ピルスナー)などは、25-40IBU。

Isovaleric Acid(イソヴァレリアン酸)
ビールのオフフレーバーの一つ。古いホップを使用することで発生するチーズのような香り・味。

N

Noble Hop(ノーブルホップ)
苦味がクリーン(爽やか)でかつ刺激が少ないホップをノーブルホップと呼ぶ。
化学成分の基準を満たしているホップのみがノーブルホップと呼ばれ、現在は4種類(ザーツ、パラツア・ミッテルフリュー、テトナンガー、シュパルター)のみノーブルホップと呼ばれている。
化学成分が基準を満たないが近い数値を持っているホップを「ノーブルタイプ」と呼ぶ。これも4種類(ヘルスブルッカー、リバティー、シュパルター・セレクト、ハラタウ・トラディション)存在する。

M

Malt(モルト)
大麦の種子を発芽させたもので麦芽とも呼び、ビールの原料の一つ。
ビールに甘みを加え、さらに使用する麦芽によってビールの色も決まる。

Microbrewery(マイクロブルワリー)
アメリカで小規模(年間生産量15,000バーレル以下)ブルワリーをマイクロブルワリーと呼ぶ。

Mouthfeel(マウスフィール)
口当たり。ビールを評価する際、重要な項目となる。
カーボネーションやボディなどが口当たりの評価対象となる。

O

Off Flavor(オフフレーバー)
醸造工程・保存方法の不手際や細菌の混入によりビールが劣化し発生する異臭や余計な味。
代表的なオフフレーバーは、DMS(甘いとうもろこし)、ジアセチル(バター)、イソヴァレリアン酸(チーズ)、酸化臭(ダンボール)、日光臭(スカンク)。

S

SRM(スタンダード・レファレンス・メソッド)
Standard Reference Method(スタンダード・レファレンス・メソッド)の略。
主にアメリカで使われているビールや麦芽の色度数を表す単位として使用されている。ヨーロッパでは、EBC(EBSを参照)が使用されている。2が淡色(ペールラガーなど)で黒ビール(インペリアル・スタウト)は40〜という数字になる。

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