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評価のさらなるポイント

ビールを評価する際、最も重要となる項目は五つあります。それは、①見た目、②香り、③味、④のどごし、⑤総合評価です。評価のつけ方(リンク)は少し説明していますが、さらにうまい評価の書き方やつけ方をここで説明したいと思います。
(注意: 専門用語を多く使用していますのでビール用語を参照ください。)

プロの評価

まず、ビアジャッジ(ビールの審査員)やプロの評論家がどのように評価をしているか説明します。

通常、ビアジャッジや評論家は、自分の所属している協会や団体が定めているビールスタイルのガイドラインに沿ってビールの評価をします。これはどいうことかというと、例えばドイツのピルスナーというスタイルであれば、色は淡色(SRM 2-5)で透明、ホップの香りと苦味(IBUは25-45)がビールの主体となりモルトの甘さなどは控えめであるべきで、のどごしはドライでキレもよく、ボディーは軽めからミディアム、ABV(アルコール度数)は4.4-5.2%であるべきというスタイルのガイドラインがあります。ビアジャッジや評論家は、今評価しているビールがこのガイドラインにどれだけ忠実であるかを採点の基準にします。ピルスナーなのに色が濃い(SRM6以上)、苦味がほとんどない(IBU25以下)、甘みが強いなど基準から外れている部分があると減点の対象とします。

もちろんbeer365では、プロのような評価しか認めないという考えはまったくありません。一人一人の客観的な印象や意見が最も大事だと思っています。ただ、どのように書いていいのか?どのように表現すればいいのか?など悩むことは少なからずあるかと思います。実際筆者も今でも悩むことがあります…。

評価のポイントや表現方法

ここで五つの評価項目をさらに詳しく目安・ポイント、表現する言葉などをあげていきたいと思います。

  • 見た目
      • ピルスナー=淡色、スタウト=濃い茶色〜黒、のようにある程度スタイルによって色の傾向があり、それから大幅に外れていないかチェック。
      • 表現として使われる言葉は淡色、金色、銅色、アンバー、ブラウン、黒など。
    • 透明度
      • 透明か濁っているかチェック。
    • カーボネーション
      • 炭酸ガスが目に見えるか、まったく見えないか。
    • ヘッド
      • カーボネーションとも関係してくるが、ビールの表面に集まっている泡がどれだけあるか?
        ※もちろん注ぎ方によっても変わります…
      • 表現として使われる言葉は、ライト、クリーミー、長持ち、厚いなど。
  • 香り
    • 表現でよく使われる言葉は弱い(LOW)、中間(MEDIUM)、強い(HIGH)
      • LOW(弱い)=ビールを口に含んで鼻から抜けても微か、もしくはまったく香らない程度
      • MEDIUM(中間)=ビールを口に含んで鼻から抜けていく時に香りが分かる程度
      • HIGH(強い)=ビールをちょっと鼻に近づけただけで香りを感じる程度
    • 評価する香りはホップ、モルト、エステル、オフフレーバー
      • ホップは花、柑橘、スパイスなどの香りがします。
        ※表現として使われる言葉はオレンジ、グレープフルーツ、バラ、松ヤニ、ユーカリ、ミント、土っぽいなど。
      • モルトはコーヒー、チョコレート、カラメルなどの香りがします。
        ※表現として使われる言葉は炒り麦・豆、トースト、ビスケット、カラメル、コーヒー、チョコレート、焦げたパンなど。
      • エステルはフルーティーな香りがします。
        ※表現として使われる言葉はバナナ、リンゴ、洋梨、イチゴなど。
      • オフフレーバーはビールにあってはならない香り・味です。
        ※代表的な香りはクリームコーン、チーズ、バター、ダンボール、スカンク。
        ※このような香りがする場合は、醸造工程、保存方法などに不手際があり、ビールが劣化している証拠です(ただし、ビールのスタイルによっては、多少のオフフレーバーが許されている場合があります)。
  • 味(フレーバー)
    • 評価する味は甘さ、苦味、酸味、渋味など。
      • ビールの甘さは基本的に原料であるモルトからきます。(フルーツビールやランビックの場合は別)。
      • ビールの苦みは原料であるホップからきます。
        • 甘みと苦味を表現する際よく使われる言葉は、弱い、バランス、強い。
          • モルトの味が弱いビールは甘みをほとんど感じなく、ホップの苦味が強い。
          • モルトとホップの味がバランスとれていると甘みも苦味も同じくらい感じる。
          • モルトの味が強いビールは甘みも強く、ホップの苦味をほとんど感じない。
      • ビールのスタイルによっては酸味や渋味を感じるビールもあります。
  • 喉越し・口あたり
    • 評価するポイントはカーボネーション(炭酸ガスの強さ)、ボディ(コク)、キレなどです。
      • カーボネーションは、泡の量、きめ細かさ、舌や喉への刺激度合いなどを見る。
      • ボディを表現するのによく使われる言葉はフル、ミディアム、ライトです。
        • フルボディービールはアルコール度数が高かったり、非常に甘く感じるビール。濁りが濃く、タンパク質が多く含まれているビールなどもフルボディと呼ぶ。
        • ミディアムボディビールはアルコール度数が5%前後のビールに多く、甘さや苦味をほどよく感じるビール。
        • ライトボディビールは甘さや苦さが弱く、アルコール度数も低いビール。水とまではいかなくても風味などが全体的に薄いビールなどはライトボディに分類される。
  • 総合評価
    • ここでは、ビールの良かった部分、印象に残った部分などを評価します。原則マイナスポイントなどはあまり取り上げませんが、それは評価される方の自由です。
      • 筆者は、ここでビールをもう一回飲みたいか?人にオススメできるか?などを書いたりします。

最後に

ビールの評価方法やポイントなどについて詳しく書きましたが、必ずしもこれが正解ではありません。それぞれのビール協会や団体でも評価のつけ方が多少変わっていたりします。皆さんそれぞれの評価方法や表現方法でこのサイトを利用していただければと思います。短い評価、長文の評価、あまり分からないけどとりあえず評価、プロ・ビール愛好家の評価、マイナスな評価、色々あると思いますが、それがクラフトビールのレストラン、ブルワリー、イベント、文化のさらなる発展・向上へ繋がるのであれば、サイト製作者も非常に嬉しく思います。

皆さんで是非、日本におけるクラフトビール文化を盛り上げて行きましょう!よろしくお願いします!

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知田マリン カブト

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明治時代の復刻ビール。色は赤褐色で苦味が強いビール。当時、木樽で貯蔵されていたため、炭酸の量がすくないところまで再現。

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